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漱石俳句集

漱石は親友子規の感化で俳句をつくり生涯におよそ二六○○句を残している。
明治二十八〜三十二年はとりわけ熱心に作句にはげんだ時期で、子規はこの頃の漱石の俳句を評して意匠が斬新で句法もまた自在だといった。
漱石の作品は俳句というこの簡便で小なるものの楽しみを多彩に示しているのである。
八四八句を抄して脚註を付す。
技量はありながらも小才の利かぬ性格ゆえに、「のっそり」とあだ名で呼ばれる大工十兵衛。
その十兵衛が、義理も人情も捨てて、谷中感応寺の五重塔建立に一身を捧げる。
エゴイズムや作為を超えた魔性のものに憑かれ、翻弄される職人の姿を、求心的な文体で浮き彫りにする文豪露伴(1867-1947)の傑作。
蒼茫と暮れゆく海上、その薄暗い水面にふっと現れてはまた消える細長いもの。
不審に思った釣客が舟をよせると――。
斎藤茂吉に「このくらい洗練された日本語はない」と絶賛された「幻談」の語りは、まさに円熟しきった名人の芸というに値する。
ほかに「骨董」「魔法修行者」など、晩年の傑作五篇を収録。
道心やみがたく出家の身となった慈仁の人慶滋保胤。
その彼のもとへ、愛する女の死に世の無常を悟った大江定基は身を寄せる。
そして縁あってこの二人に連なる聖界・俗界の人びと……。
人生の明と暗、陰と陽とが結びあい、露伴(1867-1947)ならではの広大な文学空間がひらけてゆく。
併収「プラクリチ」。
正岡子規は三十五年という短い生涯の間に多彩な文学活動をおこなったが、その文学は俳句にはじまり、最後まで片時も俳句から離れることはなかった。
『ホトトギス』を主宰、蕪村を再発見した近代俳句の先駆者子規の秀句二三○六句を選び、その俳句世界をあますところなくつたえる。
改版にあたり初句索引を付す。
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